2月は短いせいもあるのか?「あっというま」に終わってしまいますね。3月になれば、だいぶ春めいてきますね。
が・・・・・・・・・・・・・・・しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・(><;)
悩ましい花粉症の季節です。
この時期、なんとなく上の奥歯に痛みを感じて来院される方が毎年数人いらっしゃいます。
たいていその訴えは、歩いているときや走ったり階段を上るときに奥歯の辺りがもわんもわんと痛みがあり、聞いてみると鼻炎が始まった時期に一致して痛み出したと言うものです。
実はこれらの原因の中には、歯に原因があるのではなく花粉症の鼻炎から起こっているものがあるのです。
鼻の両脇、上の奥歯の根元の辺り、頭蓋骨の中に鼻と通じた上顎洞という空洞があります。花粉症や他のアレルギー性鼻炎、風邪による強い鼻炎をおこすとこの上顎洞の内面の粘膜が炎症を起こします。
これを副鼻腔炎(上顎洞炎)といいます。上の奥歯の根の先端がこの上顎洞に近い為に上顎洞炎が起きると奥歯に何の異常も無いのに痛いという症状が現れるのです。
したがって鼻炎の治療をして軽快すれば歯の痛みもなくなります。このことに気づかないと、症状的には歯に原因がある時と同じなので誤って必要の無い治療をしてしまう恐れがあります。
よーく症状を吟味して、いろいろな可能性をご自身でも考えて見てくださいね。
もちろん、歯が原因ということもありますから・・・・(00)/
村田歯科医院 スタッフ・院長
2013年2月28日 カテゴリ:全身疾患, 川崎院からのお知らせ, 歯が痛い, 歯の痛み, 花粉症