そろそろ、外気も寒くなり晩秋→冬の気配です。
インフルエンザ、風邪やマイコプラズマ肺炎などに要注意が必要な季節の到来でもあります。
そんな感染症を予防するにはうがいや手洗いは欠かせません。さらに、きちんとした口腔清掃はウイルス感染予防に効果があると言われています。
そう、お口の中の虫歯や歯周病を予防だけでなく、お口の外の感染症予防にも歯磨きは大切なんです。
そんな歯ブラシ(歯磨き粉)についてです。
日常の診療で患者さんからよく「どんな歯ブラシがいいのですか?」とか、「どの歯磨き粉を使うのがいいの?」という質問を受けます。
「これを使っていれば大丈夫ですよ!はありません」
が答えです。
お口の中は、人によって千差万別、歯並びはもちろん口の大きさ、歯の大きさ、形、そして歯ブラシを持つ手の力などみな違います。
ですから、合う歯ブラシも人によって違ってきます。多種多様なものの中で自分で使い易く、きちんと汚れが落とせるものを見つけてください。そのためのアドバイスは致します。
また、歯磨き粉(ペースト) 時々歯周病用の歯磨き粉を使っていますという方がいます。できれば日常使用はやめてください。これはほとんどが、歯肉の出血や腫れなどの症状を抑えてくれる成分が含まれています。
歯周病はもともとあまり症状のでない病気です。この歯磨き粉を使うことでさらに、歯周病になっていることをわかりにくくしてしまい治療を遅らせてしまう可能性があるのと、また歯周病が治癒するわけではありません。
出血や腫れがあるならば、すぐに受診してください。その他の歯磨き粉はどれをお使いになっても好みの物で良いと思います。しいてお勧めするならキシリトールの含まれているものでしょうか。
まずはそんな日常の歯磨きについての問いかけのためだけでも結構です。受診してみてください。皆さんのご自分の歯を長く使っていただきたいのです。
毎日の手入れが大事です・・・(^^)/
風邪やインフルエンザにも気をつけてくださいね。
村田歯科医院 スタッフ
2012年11月4日 カテゴリ:川崎院からのお知らせ, 川崎駅前, 歯磨き, 歯磨き粉