大変暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?9月も暑い日が続きそうですね。熱中症対策もしばらく必要ですね。
もちろん、お口の中のケアも怠らずにお願いします。
さて、お口のケアといっても、虫歯や歯周病対策ばかりではありません。
「顎関節症」 という言葉をご存知ですか?
最近は、だいぶ認知されてきました。
あくびをする時に口が開けづらい!
口を開け閉めするときアゴが「カクカク」「ゴキゴキ」「ザラザラ」など音がする!
このような症状が思い当たる方は、「顎関節症」の疑いがあります。
軽い症状程度を含めると、日本人では2人に1人がアゴの関節に異常を感じた経験があると言われています。
一時的で自然治癒してしまうものもありますが、悪化するとめまい、肩の凝りなど全身的な影響を及ぼす場合もあり、ひどい場合は、開口障害(口があけづらい)により、食事をすることすら困難になる場合があります。
「顎関節症」は子供からお年寄りまで、幅広い年齢にみられる症状ですが、比較的多いのは、20~30代といわれ、性別では男性よりも女性に多いといわれています。
「顎関節症」の最も大きな原因といわれているのが、
「歯ぎしり」や「食いしばり(咬みしめ)」です。
仕事や人間関係のストレスが、夜間、寝ている間に「歯ぎしり」や「食いしばり(咬みしめ)」を引き起こすとも言われています。また、仕事やパソコンなど何かに集中している時に知らず知らずのうちに歯を食いしばっていることもあります。
また、左右のどちらか片側だけで食べ物をかむ「片側噛み」「片側咀嚼」や「うつ伏せ寝」、「頬杖」などもアゴの関節に負担をかけているようです。
「顎関節症」の治療は、歯科が専門分野です。気になる症状があればご相談ください。
治療方法は、症状や程度によって異なりますが・・・・
マウスピースを使用した「 スプリント療法 」
咬み合わせを根本から治す「 矯正歯科治療(歯列矯正) 」
軽度の場合は咬み合わせを僅かに調整する「 咬合調整 」
ブリッジや被せ物がある場合は、「 補綴治療 」
などがあります。
「顎関節症」は、症状が悪化する前に予防することが大切です!
皆さんも1度、ご自身でチェックしてみてください。そして気になる症状があれば、歯科医院を受診してください。
村田歯科医院 院長
2013年8月20日 カテゴリ:川崎院からのお知らせ, 顎関節症